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「九条の会」奈良

香芝九条の会の小出裕章講演会に400名

香芝九条の会の講演会「原発事故から何を学んだのか~未来を担う子どもたちのために」が20日夜、香芝市籐山1丁目のふたかみ文化センターで開かれた。京都大学原子炉実験所の小出裕章助教が、約400人の市民を前に講演。東日本大震災に伴う福島第一原才力発電所事故の現況を踏まえ、今後の対応などで、大人の責任が問われていることを訴えた。

小出氏は、通常の原発1基(100万kw)が1年間運転すると、生み出される放射性物質(ウラン)は、広島に落とされた原爆の1000倍以上の1㌧になると指摘した。その上で、福島第一原発について「事故は収束していない」として、これまでに放出された放射性物質の量や、ご施設内に残留する放射性物質放出の危険性などについて言及。放射線の影響については、年齢が若いほど危険度が高いことに触れ、「子どもを守るのが大人の責任」と強調した。

また、日本が核兵器製造の中心3技術’(ウラン濃縮、原子炉、再処理)をすでに保有していることも解説。「『平和利用』に隠れながら実質的な核保有国になった」と述べた。

さらに、戦争放棄をうたった憲法9条があるにもかかわらず、安倍晉三首相が集団韵自衛権行使容認の閣議決定など、憲法改悪と戦争への道に進んでいると批判。「かつての戦争時、ごく普通の人が戦争に反対する人を村八分にして殺した。福島原発事故が起きた今、私たちがどのように生きるのか、未来の子どもたちから必ず問われる」と訴えました。


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by 9jo-nara | 2014-07-29 15:00
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