「九条の会」奈良

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奈良新聞「みんなの広場」テーマ「日本国憲法」

第9条以外も
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議論が必要

(葛城市、81)

 憲法というと多くの人は第九条を思い浮かべる。確かに「戦争放棄」 「戦力不保持」を定める第九条は、憲法の中でも特に重要であり世界でも希有な条文である。不戦六十余年の実績をさらに伸ばし、世界から尊敬を集め、日本の存在感を高めたいものだ。自衛隊を米軍指揮下に入れようする動きは愚挙の極みである。

 しかし、憲法には百以上もの条文があけ、あらゆる場面で国家から国民を守っている。自分の考えを自由に発信でき、財産や身体が不当に侵されないのも憲法のおかげである。しかし、議論が第九条ばかりに向き、それ以外の条文について論議が不十分なまま何となく改定されてしまうという状態は避けなければならない。

 社会が大きく変化している今だからこそ、もっと憲法について論議されべきだ。


 社会福祉向上
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 為政者は学べ
  
   (五條市、77)

 私は折々日本国憲法全文を読む。第十一章補則第百三条までが国の背骨ともいうべき条文で固められている。法律を護(まも)り国家安泰と国民の幸福を基本としていることは言を待たない。

 特に第二章「戦争の放棄」第九条は現在もっとも注目され死守するべき項目となっている。島国日本が新憲
法に守られ、やがて経済大国といわれ先進国とまでいわれている起因がこの憲法護持にある。

 憲法施行が昭和二十二年五月からで、はや六十年余を経て第二十五条あたりが危惧(きぐ)され始めていることにお気づきの人も多いのではないか。国は社会福祉、社会保障の向上増進に努めなければならないという条項などは偽政者にこそ勉強してもらいたい。政治家に対し憲法違反を喚起するべきことがあまりに多い。



 平和否定なら
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 改正は無意味

    (奈良市、78)

 憲法についての論点はいろいろあるが、憲法改正の是非について私見を述べる。日本国憲法は民主主義のもと①国民主権②基本的人権の尊重③平和主義の三本柱で成り立っている。このことは正論である。みだりに改正すべきでない。

 ①女系(女子)天皇を認めるべきか②首相を直接選挙で選任する③自衛隊を成文化する、など改正すべき点もあるが、積極的改正論者の多くはその主張からして平和主義に反対である。憲法がよりよく改正されても、平和主義が否定されたら元も子もないと考える。

 なお、占領軍に押し付けられた憲法だから改正すべき、という主張があるが、大事なことは成立過程ではなく、中身だと考える。

 戦争絶対阻止
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 第9条が重要

  (宇陀市 85)

 日本の昔は自由も平等もなく、地球より重い尊い命も虫けらのごとく粗末にされた。憲法は国民の権利を尊重し私たちは憲法をよく読み国民の正論を持って護憲せねばならない。天皇制、戦争の放棄、国の政治の大事な規則が憲法と考えてよい。これは人類普遍の原理である。

 世界中の人々が民族、宗教、理念を超えて共存してゆかねばならない。第九条の戦争放棄こそ重要項目。戦争で肉親を失い、B29の大空襲で大都市は焦土と化した。食糧難の空腹、原爆投下で敗戦、最大の恐怖と最高の悲しみである。人を殺し、物を破壊する戦争は絶対に起こしてはならない。
 
友達が憲法九条の冊子を発刊し戦争阻止を訴えた。あの恐ろしい戦争を二度と起こしてはならない。

 守って育てる
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 私たちの務め

    (宇陀市、68)

 小学校入学前の秋、運動会で憲法公布が話題になっていたのを子ども心に覚えている。入学した五月に、その憲法が実施された。私たちの同級生は新憲法のもと、六三制・男女共学の第一期生である。いわば日本国憲法とともに人生を歩んできたことになる。

 敗戦による焦土からの復興と今日の繁栄は、この憲法に支えられてのものであるこれを忘れてはならない。
国民主権・平和主義、戦争の放棄・基本人権の尊重は先生方が口をすっぱくして教えてくださった。戦争を体
験し、子どもたちを戦争に送り出した親や先生方の切実な叫びがそこにあった。日本国憲法法を守り育てるのが、今のわれわれの務め一あると再確認するの…五月三日である。

守られる平和
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理念の理解を
 
  (奈良市、73)

 終戦の知らせを聞いた時の喜びは、覚えているが新憲法施行時の気持ちはどんなんだったのか覚えていない。憲法が施行され、戦時中の軍国主義から民主主義はどのように浸透していったのだろうか。命の保障があり、何人も尊重され、人権意識が芽生え平穏に明るく暮らすうちに、これが民主主義と知り憲法に守られてることに気づいていっただろう。

 ところで、今わが国の人口は、戦後生まれが75%占めるそうだが、この平和を当たり前と思っていないだろ
うか。尊い命を捨て、多くの犠牲があって得た平和であり、憲法で守られていることを意識してほしい。一部の
怪訝(けげん)な政治家が唱える改憲論にたやすく乗じないで今一度憲法を読み返し理念を理解してほしい。
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by 9jo-nara | 2009-05-07 12:00

香芝市ー憲法記念日の5月3日に「九の日定例宣伝」

香芝九条の会は、憲法記念日の5月3日に「九の日定例宣伝」をエコールマミで実施しました。この宣伝には、多数の初参加もあり35名で行われました。



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by 9jo-nara | 2009-05-04 10:52 | 地域の「会」の活動

憲法記念日ー各地で講演・パレード

9条、世界に伝えよう
憲法記念日ー各地で講演・パレード


 憲法記念日の3日、県内でも護憲グループが集会やパレードを催し、市民らに憲法9条の堅持などを呼びかけた。

 奈良市の県文化会館では、「九条の会」奈良(大久保哲夫代表世話人)が憲法講座を開き、日本国際法律家協会関西支部長を務める梅田章二弁護士が「9条を世界に」と題して講演、約150人が熱心に聴き入った。

 梅田弁護士は9条を世界に広める同協会の活動を紹介しながら、「政府の宣伝不足のため海外では意外に憲法9条が知られていない。市民がもっと積極的に宣伝していくべきだ」と話した。9条が世界平和に貢献している例として、1月に採択されたポリビアの新憲法に平和条項が定められたことなどを挙げ、「世界は非軍事化の流れにある。日本はその流れにも逆行して憲法9条を変えようとしている」と指摘。「視点はグローバルに、活動はローカルに。奈良から9条を守
っていきましょう」と結んだ。

 一方、香芝九集の会(寺沢達夫代表世話人)は、会員約40人がポスターや風船などで飾り付けした乗用車14台に分かれ、香芝市内の住宅街など約20㌔をパレード。.海賊対処法案が衆院を通過したことについて「自衛隊を派遣しなくても、十分に国際貢献はできる」と強調。「ぜひ一緒に運動を進めましょう」と訴えた。吉川清明事務局良は「9条改悪の動きに対する世論を喚起したい。来年5月に国民投票法が施行されるまでのこの1年が勝負」と話した。


[朝日]けいはんな版5月3日付




守ろう「9条」車パレード」  「会」の活動
香芝九条の会、初めて実施


 憲法記念日の3日、県内各地で憲法を巡る催しがあり、香芝市では「香芝九条の会」 (代表世話人=寺沢達夫弁護士)が車14台によるパレードで「平和憲法を守ろう」と呼びかけた。

 14台は「守ろう9条」と書かれたポスターを車体に張り、市内の大型商業施設を出発。市民らに「憲法について家族や友達、近所のみなさんと一緒に考え、話して」などと呼びかけながら、2時間かけて住宅街など約20㌔を巡った。

 3年前の会設立以来、パレードは初。憲法改正の手続きを定めた国民投票法の施行を来年5月に控え、同会事務局長で宝林寺(香芝市田尻)住職の吉川清明さん(62)は「この-年が勝負。世論の喚起に力を入れていきたい」と話した。

[読売]奈良版5月4日付
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by 9jo-nara | 2009-05-04 07:47